福島大学校友会が企画した、~あなたの備えが災害支援になる~「ぼうさい支援袋」の販売が終了しました。
「ぼうさい支援袋」は学生が災害に備えるために揃える防災備蓄品のスターターパックとして、福島大学校友会と福島大学生協が連携し販売しました。
1個当たりの販売金額300円の中から200円が「令和6年能登半島地震」の災害義援金に充てられます。
令和6年能登半島地震の発災から2カ月となる3月1日を前に、校友会の学生2名が代表で日本赤十字社福島支部へ義援金を届けました。
「ぼうさい支援袋」の販売総数は213袋となり、義援金として4万2千6百円を届けることができました。
学生の一人は「一学生の自分たちが地震で被害にあった方たちに何かしてあげたくても、ボランティアで行くのも難しいし寄附するにも限界があるので、学校がこのように橋渡しとなってくれて、自分たちでも災害にあった方たちの支援ができるのは有難いです。」と答え、「ぼうさい支援袋」を購入したきっかけについて「昨年春に一人暮らしをはじめたばかりの兄のために購入しました。兄にも防災の意識をもってほしくて、一緒に中を確認しました。家族にも防災意識を持ってもらうきっかけにもなるので、この取り組みはとても良いと思います。」と言いました。
また、別の学生は「地震で被害にあった方たちへ売り上げの一部が義援金として寄附されると聞き、迷わず購入を決めました。」と言い、自身の出身地も今回の震災で被害にあい間接的な「被災者」となってしまいましたが、「地元の為に協力したいという気持ちで購入しました。」と語りました。
日本赤十字社局長は「学生さんたちも自分たちの生活が大変な中、被災者の方々の支援のためにご協力いただき、大変有難いです。石川県をはじめ近県の復興はまだまだはじまったばかりで、完全な復興といくまでは長期戦になる見通しです。このような取り組みはぜひ継続していって、被災者の方々の支援を続けていってほしいと思います。」と感謝と震災復興への思いを述べられました。
福島大学校友会では、今回の反響を受け、学生からの意見を取り入れながら防災セットの中身のアップデートを進めつつ、今後も継続して「ぼうさい支援袋」の企画を続けていく方向でいます。